「Tiger 1200が完璧なツーリングバイクであることは明らかで、12,000キロ以上の過酷なストレスの中でも唸ることなく走り抜けました」とボド・アントニックは語ります。「私とバイクは極度の気温に限界まで追い込まれることもありましたが、信頼できるTiger 1200を頼りにしていました。こんな状況なのでも、バイクの性能は変わることなく、ヨーロッパを横断する旅は、非常に充実したものでした。素晴らしい思い出をたくさん作ることができたこと、そして、レーベンヘルツ・チャイルド・ホスピスのために寄付金4,085.70ユーロを集めることができたことを誇りに思っています。この団体はブレーメン近郊のジーケにあり、末期症状の子供たちとその家族のために非常に重要な活動を行っています。私にとって、これはとても大切な活動です。

総額のうち1,310ユーロは、強力なサポーターから直接レーベンヘルツ協会に寄付されたもので、1,775.70ユーロはオンラインで集められ、1,000ユーロはトライアンフの従業員から寄せられました。

アテネからローマへの暑い戦い

アテネからローマへの暑い戦い 「旅はアテネから始まり、ニュルンベルクを目標地点に設定しました。最近のニュースをご覧になっている方なら、私の旅行日記の最初の章を『暑さの戦い』と名付けた理由がわかるでしょう。この夏のギリシャの気温は40℃をはるかに超えていました。美しいハイウェイの景色や壮大な山々にもかかわらず、私は一刻も早くギリシャを去りたいと思い、ソフィアとブカレストを経由してブダペストへ向かいました。2,000キロ以上を走り、趣味のバイカーにとっては年間の達成目標とも言える距離を達成しました」;

スペインからスカンジナビアを経て故郷へ

首都マドリードや信じられないほど美しいサラマンカ（おすすめ）など、スペインで3日間耐え難い暑さに耐えた後、サン・セバスチャンとパリを経由して、ランスに到着した頃には、ようやく気温が下がり始めました。

しかし、5日目は霧が出てGPSが故障した状態で始まりました。残念ながら携帯電話もあまり頼りにならず、ボド・アントニックは太陽を頼りに進むことにしました（太陽は東から昇り、次の目的地ルクセンブルクも東にあります）。霧で太陽が見えづらくなり、何度か迂回した後、ルクセンブルクとブリュッセルを訪問予定の首都リストから外さなければなりませんでした。

アムステルダムからブレーメン、ハンブルグまで降り続いた雨で、旅はほとんど中止寸前でした。しかし、Triumphの耐候性ウェアのおかげで濡れずにすみ、天気予報ではコペンハーゲンやストックホルムの北部周辺では天候が回復するとのことでした。当初はヘルシンキとバルト諸国も予定されていましたが、雨レーダーはあいにくレッドカード。そこで、ドイツに戻ることになったものの、次の給油所で財布とクレジットカード、IDがなくなっていることに気づきました。とても不便ではありましたが、現代のテクノロジーのおかげで、携帯電話で支払いを済ませることができ、ニュルンベルクの自宅まで旅を続けることができました。ただ、ベルリンに寄ったものの、ワルシャワとプラハに行くことはできませんでした。

過酷な状況が続いたにもかかわらず、彼は目標を上回る6日と23時間で旅を終え、真の「アイアンバット」を名乗る権利を手に入れました。ボドの旅は、冒険心とTiger 1200 GT Explorer の驚くべき性能の証です。オープンロードのスリルと長距離ライディングへの挑戦を求める人々にとって、ボドのストーリーはまさに感動的です。

「アイアンバット」コミュニティについては、こちらをご覧ください： Iron Butt Association